今さら「『ホームページ』は恥ずかしい」とかいうのは(以下略

これはひどいとしか。
「ホームページ」っていうのは今はとっても恥ずかしいから使わないようにしよう - More Access! More Fun! %
ていうか永江さんほどの人がなんでそこでそんなこと言っちゃうかなぁという意外感があります。
まあ、どんな人でもアンテナに引っかかってないと知らないものは知らないということなのでしょう。
ただ、以下のくだりはちょっとおかしい。

制作会社といえば一応ネットのプロのはず。プロがこんな恥ずかしい認識のままでいるということは「知らないか」「顧客層がリテラシー低いところばかり」「情弱や素人ばかりを相手にしている」ということを示すわけですよ。
(中略)
そう思って見てみると、WEB系の制作会社で一流どころは「ホームページ」なんて言葉は、ほぼ全く使っておりません。一流どころになりたい制作会社さんは慌てて「WEB」または「ウェブサイト」に文言を変更されたほうがよろしいかと・・。そして、発注者側においては制作会社のレベルを判断するときのもっとも低次元の基準は「ホームページ」という語句を使ってるかどうかで見極めるのが簡単です。

いや知らなかったのはあなたくらいのものじゃ、というのは置いといて。
ウェブ屋&ホームページ屋さんならともかく、普通の人は「うぇぶさいと」って言ってもピンと来ません。
なじみのあるのは「ホームページ」であって。
IT企業だろうとなんだろうと、「ウェブサイト」というのになじみのある人ばかりではないわけですよ。事務屋さんもいればIT苦手な事業部長もいる。そういう人たちに合わせるのがそんなに恥ずかしいですかね?

あるいは地域おこしの産品を開発して、それをネットで売ろうと、でもその辺なじみが無い人たちも大勢いるわけで。そういう人たちを「情弱」とか「素人」などと見下しますかそうですか。

そもそも、「ウェブサイト」という単語になじみの無い人たちが多い中、それを押し通そうというのは、ユーザビリティとかアクセシビリティというのをほとんど認識したことが無い制作会社なんじゃないかな。サイト制作の基本だと思うのですが。

こちとら誰でも使えて簡単に運用できるサイトを作ろうとしているんで、同業者向けの名刺にはウェブサイトとか書いてるけど、仕事の表記は「ホームページ屋」でありますよ。別に恥ずかしくないしこれを変えるつもりは毛頭無い。「情弱」なんて醜悪な単語をカジュアルに使ってしまうほうがはるかに恥ずかしいと思っている。

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ところで最近、タイトルの後に全く無関係の話をだらだらと書き連ねるタイプのブログが増えていますが、あれナウいとでも思ってるんですかね。どこかにそういうバッドノウハウを布教している似非コンサルでもいるのかしら。
閲覧者の時間を無駄遣いしてイラつかせるんで、チラシの裏だという認識でやっているならともかく、なにか情報発信をしたいという意図があるブログでそういうことやっているブロガーさんは今すぐやめたほうがいいですよ。どんな立派な肩書き経歴があってもアホに見えますから。