HTC-J(ISW13HT)購入レポート

またしても発売日に購入してしまいましたと。
今まで使っていたIS03ではテザリングがちょっちゅねー、ということで、+WiMAX搭載の端末がほしかったんです。しかし旧機種では電池に不安が・・・ということで夏モデルを待ってたところ、HTC-J登場。しかも発売日前に購入宣言キャンペーンに乗っかっとけば、電池パックの予備がもらえる、ということで。


正直、型落ちした機種がどれだけ安くなるか、ということも気にしてたのですが、分割払いでの毎月の価格差が数百円程度であったため、昨日、購入しました。


今まで持っていたのがIS03なんで、以下のレポートはそれとの比較で、となります。

画面が見やすい。

なかなか高精細な画面です。
改めてスペックを見ると、有機ELディスプレイなんですね。道理で画面が消えているとき青っぽく見えるわけです。液晶とはちょっと違う見え方です。ディスプレイ表面に絵が貼り付いているような感じ、とでも言うか。ハメコミ合成ですかこれみたいな雰囲気。文字とかが読み易いのがGoodです。


あとは、有機ELというのがちょっと不安だったりしますが。6、7年ほど前に有機ELパネルの開発現場にいた事もあったのですが、寿命が短いのですよ。あれは。もっとも、寿命を縮める最大の要因は分かっているので、今は相当良くなってると思います。携帯の画面の表示時間なんてたかが知れているので、普通に5年以上は持つはず、と勝手に思っています。

動きが滑らか。

IS03のときも別に反応速度に不満は無かったのですが、明らかにスムーズな動きです。

メールとか電話の発信がしやすくなった。

これは従来のがひどかった、という話なんですが。今までは、
アドレス帳→相手先→発信方法(メールか電話か)→発信
と、電話一つをかけるのにタップ4回。これで電話と呼べるのかと。新しい方は、
電話アイコン→相手先選択
で発信されます。間違ってタップするとえらい事になりそうです。

追記

やはりミスタッチで発信してしまう問題発生。
待ち受け画面のアイコン類は長押しで配置換えや削除ができるので、電話アイコンを削除し、変わりに連絡先アイコンを設置することで解決しました。

サブカメラが付いてる

なんか、「ミラー」というアプリがあるので、なんだコリャと思ったら、本体背面のカメラの他に、正面側にも自分撮り用のカメラが付いてるんですね。

カメラアプリについて

設定画面からサブカメラに切り替えることができます。メインカメラはデジタルズーム付。


最大解像度でも、ズーム機能がついています。これ、もしかして光学ズーム?


シャッターボタン長押しで連写。
集合写真を撮るときには目をつぶっちゃう人とか出てきますけど、この連写機能を使って、6、7枚一気に撮ってしまえば、よい写真を選ぶことができます。なお、CMでAKBがやっていたような、街の中でいきなり人に向けて撮影、というのは盗撮になるのでやっちゃいけません。


なお、Google+や、dropboxを使っていると、撮った写真をかってにアップロードしやがります(公開はされない)。バックアップやPCとの連携する際には便利な機能なのですが、なんというか、たまにうざくなります。自動アップロードをするのなら、解像度は低めの設定の方がよいかもしれません。

いろいろとカバーがきつい

端子カバーは妙にパッキンが深いというか。外すのも付けるのもやりにくい。
そして、本体裏面の電池カバー(カメラ部を除く裏面のほぼ全体と、サイドの半分をカバーしている)については、とにかく外しにくいです。自分の爪がはがれるんじゃないかと思うくらい固い。しかも金属製のツメでこれでもかと固定されています。一方、カバーはプラスチックなので、丁寧に引っぺがさないと、多分、カバーも折れます。アンテナがカバー側にあるみたいです。


電池カバーの外し方は、まず外すくぼみに爪を入れてパキッと軽く浮かせてやり、本体とカバーの間に開いた隙間に爪を差し込み、そのままペリペリっと両サイドを滑らせて引き剥がす、というのがよさそうです。

この作りは、ネイルに凝っている人たちを敵に回しそうな感じですね。


カバーの類がやたらときついので、実はある程度の防水能力はあるのではないかと思うくらいです。隙間のあたりに撥水剤を塗ると、一瞬の水没くらいなら耐えてくれるんじゃないかとも思うくらい。試したくはないですが。

下側のタッチセンサーが敏感すぎる

操作中に、突然「最近使用したアプリケーション」という画面に遷移してしまうのに閉口していたのですが、これ、本体下側のガラスのふちに皮膚が触れるだけで反応しているようにも思えます。

追記。

実は本体下側のホームメニューボタンの類は触れなくても(指が画面から1mm弱まで近づくと)反応することが判明。感度上げすぎです。

ストラップの穴がない

ストラップをつけようとして愕然とした事実がこれ。何でストラップ穴がないんでしょうね。つるつるすべるボディにストラップもなしとなると、「落として壊せ」というメーカーの怨念を感じます。
ここはDIY魂を燃やして電池カバーのどこかに穴を開けてストラップをつけてやろうかとも思いましたが、スペースがどこにもないのと、電池カバーにいろんなアンテナが付いているので断念。あとは、microUSBにストラップを付けるくらいですかねぇ。

追記

ストラップホール付きのカバーがAamazonで売られていました。



さらに追記:ストラップのためにカバーを購入するのも面倒なんで、100均で購入した鉄製の小さな粘着フックを購入してフック部を丸めて穴にして取り付けました。
このままだと金属製のフックがテーブルなどを傷つけかねないので、ホットグルーボンドで表面をカバーしました。

ワンセグの視聴に専用イヤホンの接続が必須

例によってイヤホンのコードをアンテナにしているとのことで、これを付けないとワンセグ起動しません。
ちなみに、カナルイヤホンの良さが私には分かりません。

あとは慣れの問題か

Androidのバージョンも4になってますので、いろいろ使い勝手が変わってきます。FacebookTwitterのタイムラインを、アプリを起動しなくても確認できる(というかウィジェットが常時動いているという話ですが)とか、アルバムの閲覧がやりやすそうとか、扱い易さも良くなっているように思います。

追記:フリック入力の反応がやたら遅い。

ボタンに指を触れる。→ワンテンポ遅れてフリックの表示。→指をフリックさせる。→ワンテンポ遅れて入力される。
の繰り返し。この機種では文字入力がつらいです。
フルキーボード入力だと反応はもう少し早いですが、それでもわずかに遅れます。

とはいえIS03も捨てがたい

何が良いって、メモリー液晶ですよ。直射日光下でも見やすいし、スリープを解除しなくても時間の確認ができるし。
IS03も購入宣言して買ったということもあり、今、3つも電池パックを持っているので、こちらは非常時用とかバックアップ用に持ち続けます。電話を使わなくても、WiFiでHTC-Jにつなげば電話以外の機能は使えますし。ワンセグや音楽を聞くときにも本体のスピーカーから音出せますし。

せめて5年は使いたい

IS03を購入してから2年くらいしか経ってないのですよ。その前の携帯は6年使って回復不能な故障に見舞われましたが、そんなふうに、ハードの寿命が尽きるまで使いたいところです。

追記。電池のもちについて


IS03のバッテリーのもちが悪かったというのもありますが、かなり満足です。待ち受けだけなら、2日くらいは持ちそうです。+WiMAXなどを使ったときの減り方についてはまだ分かりませんが、この様子だと半日位は十分使えるのではないかなぁと。IS03はネットに接続すると数時間で電池が切れましたが、これはネットを使っていても減り具合はIS03の3分の1くらいですね。
まあ、外でPCをネットにつなぐ場合、PCからUSB経由で電源供給できますし、USBを繋いでいればわざわざ電波飛ばす必要はないし。予備のバッテリー1個が届けば、一日安心して使えると思います。


右の画像は電池の状態。時々SMS閲覧するくらいで、あとのほとんどは待ち受け、という条件で48時間経過し、まだ25%残ってます。

さらに追記。充電しない問題。

充電ケーブル(付属していないのでIS03に付いてきた共通ACアダプター)を差しっぱなしにしてると、勝手に充電を止めて電池を使うようになり、その後は充電ケーブルさしても充電モードになってくれないことが分かりました。
再起動すると充電できるようになります。

充電しない問題原因判明

USBポート付のテーブルタップを使用するとこの問題はほとんど発生しません。
調べてみたところ、IS03に付属していた共通ACアダプターは、方式のバージョンが02。HTC-Jの取説に記載されている共通ACアダプターの型番は03。
02系は電流の容量が600mA、03系は1Aあります。前述のテーブルタップの容量も1A。おそらく充電時に要求する電流が600mAを超えているのでしょう。

パソコンのUSB端子の電流供給量は500mAなのでさらに条件が厳しくなります。(というか、USBが供給するのは本来500mA。USB3.0でも900mAなので、スマホのUSB端子が1Aも要求するのは規格違反と言えます)