デザイン指針検討−ルビ−

使用方法

<ruby><rb>漢字</rb><rp>(</rp><rt>かんじ</rt><rp>)</rp></ruby>
これを表示させると、
漢字(かんじ)
となります。これだけタグがややこしいと、ユーザー辞書登録をしておいたほうが良さそうです。

文書型はXHTML1.1以降。

即ちこうなる。XHTML1.1宣言
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
又はHTML5宣言
<!DOCTYPE html>

アクセシビリティに与える影響

IBMスクリーンリーダー高知システムズネットリーダー要PC-Talkar)が、ルビのみの読み上げに対応しているようです。

一般的な漢字であれば音声読み上げソフトはそのまま読んでくれますし、難解、あるいは独特の読み方をするものであれば、一般の読者でもルビは欲しいところ。ただし、ルビに対応していない音声読み上げソフトだと、「括弧、よみがな、括弧閉じ」まで読み上げられてしまうため、現状では、むやみに使えないタグ、とも解釈できます。

となると、今度はCSSでルビ関連タグを指定し、display:noneを使って消してしまうか。ちょっと実験。
この文に引き続いて、ルビを振った漢字を入れます。<ruby><rb style="display:none">漢字</rb><rp>(</rp><rt>かんじ</rt><rp>)</rp></ruby>というように。
で表示してみる。
この文に引き続いて、ルビを振った漢字を入れます。漢字(かんじ)というように。
……いけますね。これ。ブロック要素でないとだめなのかと思いました。
あとは、これにCSSの選択機能をかければうまくいきそうです。

デザイン指針草案−ルビの扱いについて−

  1. 一般的でない漢字にはルビを振る。
  2. 音声読み上げ、点字出力機用には、<ruby class="ar">を指定し、rb,rpを非表示に設定する。
  3. 晴眼者用には、rp,rtを非表示に設定する。