JISはやはり勉強になる。

ウェブデザインをする上で必要な基礎知識として、JIS Z8521と JIS X8341-3を読みました。
Z8521はユーザビリティ(使用性)に関する規格。使いやすいデザインにしろよ的な内容。
一方、X8341-3はアクセシビリティ。身体的な障碍があっても使いやすいHTMLを書くべし、という話。「やさしい」の語呂合わせで番号が決まったとか言う話があったと思う。

で、このアクセシビリティに関する規格が、タグをどう書くか、という悩みを解消してくれます。
同じ表現でもHTMLの書き方はいろいろ。でも機械や人が扱いやすいものはこれだよという指針を示してくれる。

HTMLに限らず、文章表現ってのは結構難しいもので、特に詩なんか書くとき、散文体では書けないことがある。そこで7、5のリズムに乗せたり、どうしようもない場合は短歌や俳句の厳しい縛りの中で始めてすっきりと表現できたりすることがある。
もちろん、そういう枠にどうしても収まりきれなくて破調に走ることもあるわけだけど、これに似た感覚を8341から感じました。

8341はウェブデザインの短歌だぜ! なんて啖呵を切るほど熱くはないけど、この勢いでより縛りの厳しいJIS-HTMLについても体得したいところです。この枠に収めると、検索エンジンのランクも上がるって話ですし。

この延長線上ですごく期待しているのがHTMLの5ですよ。うわさをちらちらとWeb上で見ますが、これまでdiv id=""でheaderとかmainとかfooterとか記述していたものを、ブラウザが理解してくれるとか。これで、h1タグどこにするよ?って悩みも解消ですよ。素直にメインコンテンツにh1を適用してあげればいいじゃないですか。わけ分からずlogoの絵をh1でマークアップしなくても良くなるかもしれないわけですよ。SEO屋さんも仕事の中身がごそっと変わるかもしれませんね。面白くなってきました。