ウェブデザイン技能検定2級取得しました

当該資格について

ウェブ屋の国家資格です。
ウェブデザイン技能検定
書店に行くとサーティファイのウェブクリエイター能力認定試験の方が関連書籍が多いのですが、求められる知識レベルは
技能検定3級<サーティファイ(上級/エキスパート)<<技能検定2級
って感じですね。サーティファイの方は範囲がコーディング関連に集中しているのが特徴です。


技能検定の2級を持ってたら即戦力になるのかどうかという点に関しては少々不明です。コーダーとしての能力を証明するというより、フロントエンド関連の幅広い知識の証明するものではないかと思います。
今のコーディングのスタンダードはこういう試験を超えたところにあり、実力を示せるのはあくまでも実績と経験。実務経験がないと取りにくそうな一方で、既に職を得ている人が取得してもあまりご利益はないのがちょっと残念なところですね。

背景とか

職業訓練で3級をとって以降、あまり必要性を感じていなかったのと、ある程度JavaScriptができるようになるまでは挑戦できる資格ではなかったので今までスルーしていた資格です。今回は1級を目指すための前段として2級を取りました。

感想とか

ウェブデザイン業務に関するものを浅く広く、というのがこの検定試験の特徴ですが、まさか5Sが問題に出てくるとは思いませんでした。これ製造業とかある程度の規模を持った会社に勤めた経験がないと知る機会は少ないんじゃないかと思います。
2級は管理職向けの側面もあるらしく、労働環境関連のJIS規格や労基関連も出題範囲に入ります。今回はそれが5Sだったんでしょうね。


アフォーダンスの問題もありましたね。ただ、アフォーダンスは物が提供(アフォード)している機能のことであり、今回の設問にある、操作を誘導するデザインはシグニファイアと呼ぶべきではないかと思います。まあ、大事なのはこれらの概念を知っているかどうかであり、言葉にこだわると別のリスクをはらむ*1のでこれでよいのかもしれませんが。


実技試験では、時間不足に陥りましたが、それ以上にのどの渇きの問題がありました。普段、頻繁に水分を取りながら仕事しているのですが、2時間の間それができないというのはそこそこストレスになりました。

次の目標は1級

1級になると試験範囲にバックエンドが入ってきますので、こちらはフリーランスとしての箔付けにはよいと思っています。簡単に言ってますがプログラミングをガンガンできるようにならないと難しそうです。頑張ろう。
そういえば少し前まで、何とかスタックとか言って何でもできる人材が必要ダーって話題がありましたけど、そういうのを測るにはちょうどいいような気がします。

*1:中身を知らずにアフォーダンスではなくシグニファイア、と覚えちゃってる人もたまにいる。