どちらかというとPHPを勉強する入り口としてWordPressかなと。

https://tarahako.com/wordpress-customize-php
せやな、と。
僕の場合はPHPを勉強する入り口としてWordPressを選んだクチ。それなりに使えるようになってテーマをスクラッチで作れるようにもなった。ただしPHPはまだまだ。

そもそも、PHPを勉強してもWordPressのカスタマイズはできない

WordPressのカスタマイズを行うには、WordPressの関数を知らなくてはいけなくて、それはPHPベースではあるけどWordPress独自のプログラミング、みたいな感じになる。
先にPHPを勉強しても、PHPのコードをどうやってWordPressと連携させればよいのか、というところで引っかかり、結局WordPress関数を勉強することになる。
だったら最初からWordPressを勉強しましょう。
で、WordPressの関数を勉強するためにCodex見てもたぶん初心者は困る。
まずは

WordPress逆引きデザイン事典PLUS[3.x対応]

WordPress逆引きデザイン事典PLUS[3.x対応]

でデフォルトテーマのコードが意味しているところを勉強して、カスタマイズに進むには
WordPress関数リファレンスガイド

WordPress関数リファレンスガイド

を読むといい。WordPress関係の本は散々選んできたけど、役立ったのは上の2冊。
初心者向けに適切っぽいものだと
本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書 Ver.4.x対応版

本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書 Ver.4.x対応版

あたりが良いと思う。買ってないけど店頭で読んだ限りではこれから勉強する人にちょうど良いと思った。

ググるときには公式レファレンスも必ず確認すること

困ったときには検索すればよいのだけど、たまにバッドノウハウがあったり、非推奨になっている関数が紹介されていることもあるので、検索した結果出てきたコードの関数についてはWordPress Codex 日本語版でちゃんと調べたほうがいい。
バッドノウハウの代表例はpost_queryを書き換えるもの。これかなり検索で引っかかるけど、公式マニュアルでは「それは本来カスタマイズに使うことは想定していない関数で、デメリットも多いから他のもっといい方法を使いなさい。」と明記されている。

知っている人に聞いたところで分からないよ。

口やメールで説明するのがどれだけ大変か。そもそも関数知らないのに聞いてわかるのかと。何が分からないのかすらわからない状態で聞いてもわからないだろと。まずは「ググレカス」。で、「とりあえずコードを書け」。
そこまでやって動かない時、あるいは動いても何がどうなっているから動いているのかわからないって時に「人に聞け」だと思う。いきなり人に聞いたら上達がむしろ遅くなる。

で、うまくいったらブログにメモる

同じコードを何度も書くのは面倒くさいので、ブログとかにそのコードをメモしておく。やっとかないと、「あの操作はどうすればいいんだっけ」で時間が無駄になる。自分のブログならあとから探すのも早い。

最後に。WordPressは簡単じゃない

最初に触ったCMSMovableTypeで、これHTMLを知っている人なら比較的とっつきやすいんだよね。その感覚でWordPressに踏み込んだら、痛い目にあった。
MTはプラグイン入れてテンプレートコードを入れればいいんだけど、WPはプログラミングにぐっと近くなる。かなり大変だった。CSSでカスタマイズするだけのことも、結構大変。開発者ツールでクラス名調べてCSSのプロパティ確認して…ってのの繰り返し。(だから僕は既存のテーマのカスタマイズじゃなくて、テーマを自分で作るほうにシフトした。)
一時期「ブロガーならWordPress使ったほうがいい」みたいな記事があったりしたけど、趣味でやるなら普通の商用ブログのほうがシステムの管理を気にしないでいいんで楽。仕事でやるなら気合い入れて頑張りましょう、ってことで。